スコーン
海外発祥

【イタリア発祥】ティータイムのお供に欠かせないスコーン

スコーンは、イギリスのティータイムには欠かせない焼き菓子です。日本でもスコーン専門店が数多くあり、私たちに馴染み深いお菓子の一つです。今回は、お菓子作り初心者さんでもチャレンジしやすいスコーンの発祥とおすすめの食べ方についてご紹介します。

スコーンの発祥地

スコーンはイギリスのスコットランド地方が発祥とされています。その起源は、スコットランド周辺に古くから伝わる「バノック」と呼ばれるパンです。

このバノックはキャンプ飯としても作られています。シンプルな生地の中にナッツや松の実などを入れたり、焼きあがった後にはちみつやピーナツバターをのせて楽しめるのが魅力です。

バノックは元々平たい形をしていますが、ベーキングパウダーやオーブンの普及により、現在のスコーンの形になりました。

スコーンの名前の由来は、スコットランド宮殿にある石の名前が関係しているとのこと。イギリスでは神聖な形とされ、ナイフを使わないのがポイントです。スコーンの割れ目にそって横半分に切って食べるのがマナーです。

イギリス式とアメリカ式の違い

スコーンと一口にいっても、イギリス式とアメリカ式の2つに分けられます。イギリス式は小麦粉・ベーキングパウダー・バターといったシンプルな生地で作られているのが大きな特徴。ジャムやクロテッドクリームをつけて食べるのがポピュラーのため、生地自体は粉の風味が際立つシンプルな味付けです。

一方、アメリカ式のスコーンは、チョコやナッツが生地に混ぜこまれています。スターバックスのチョコレートチャンクスコーンがアメリカ式のスコーンです。砂糖もたっぷり入っているので、スコーン単体で食べても美味しく食べられます。

スコーンの美味しい食べ方

ちょっとしたひと工夫で、スコーンがより美味しく食べられます。ここではイギリス式スコーンの美味しい食べ方についてご紹介します。

スコーンを温める

そのままでも美味しく食べられるスコーンですが、温めることにより、ふっくら香り高いスコーンが楽しめます。電子レンジを利用するなら、500Wで10~20秒温めましょう。レンジで温めた後トースターで焼くと、サクッとした食感が味わえます。

トースターをはじめから使う場合は、スコーンをアルミホイルで包んで4~5分焼きましょう。その後、アルミホイルを外し1分焼くと、カリッとした表面になります。そのまま焼くと中が温まらず、表面が焦げてしまうので注意しましょう。

クロテッドクリームとジャムをのせる

イギリスで古くから作られているクロテッドクリームは、生クリームに熱を加えて作るミルキー感たっぷりのクリームです。スコーンを手で割った後、クロテッドクリームを惜しみなくたっぷり盛り付けるのがポイント。このクリームが溶けかかったところで、お好みのジャムをのせてください。

自分で作るのは少々手間だと感じる方は、クロテッドクリームの市販品を使うと、簡単にイギリス風のティータイムが味わえます。

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