日本を代表するスイーツといえば、抹茶やあんこをつかった和スイーツをイメージしがちですが、実は意外な日本発祥のスイーツも多いんです。こちらでは海外発祥っぽいけど実は日本発祥のスイーツ5選を紹介します。
1.ショートケーキ
ケーキの王道「ショートケーキ」も、実は日本で発祥したもの。スポンジと生クリームをメインにしたスイーツは、世界でも類を見ません。ショートケーキのルーツはアメリカで、ビスケットにたっぷりの生クリームと苺をのせたお菓子だといわれていまが、それがどうやって今のショートケーキになったのかは明らかになっていません。老舗洋菓子店・不二家がアメリカのお菓子をアレンジしたものだとか、フランスで修行を積んだ菓子職人・門倉国輝氏が日本人向けのケーキとして開発したものだとか、さまざまな説があります。
2.プリン・アラモード
プリンのまわりに生クリームやフルーツをのせたプリン・アラモードも日本発祥。プリン(プディング)自体の発祥はイギリスですが、プリンの周りにフルーツをのせることは海外ではないそうです。プリン・アラモードが生まれたのは太平洋戦争直後のこと。横浜ホテルニューグランドにある「ザ・カフェ」の常連だった女性客のワガママから、缶詰のフルーツやアイスクリームをのせてプリンを提供したことが始まりだと言われています。
3.ミルクレープ
クレープと生クリーム(カスタードクリーム)を何層にも積み重ねたミルクレープ。ミルクレープの名前は、数字の『千』を表すフランス語「ミル」から付けられており、千枚のクレープという意味が込められています。名前の由来はフランス語ですが、実はこのミルクレープもれっきとした日本発祥のスイーツ。西麻布にあるカフェ「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」で生まれ、ドトールコーヒーが販売をはじめたことであっという間に人気のスイーツとなりました。
4.スフレチーズケーキ
ふわふわとした食感が特徴的なスフレチーズケーキも日本生まれのスイーツ。海外で生まれたベイクドチーズケーキにメレンゲをくわえたり湯煎焼きにしたり、日本人がアレンジして生まれのスイーツです。スフレチーズケーキは海外でも人気があり、ジャパニーズチーズケーキや、ふわふわとした軽やかな食感からコットンチーズケーキなどと呼ばれています。
5.レアチーズケーキ
レアチーズケーキも、ベイクドチーズケーキからヒントを得て日本で生まれたスイーツです。レアチーズケーキのはじまりは1964年、赤坂にあるレストラン「トップス」と言われています。クリームチーズと生クリームをベースに、ゼラチンを入れて冷やして固めるだけ…と意外に簡単なレアチーズケーキは、今では家庭でもよく作られるおなじみのスイーツになりましたね。