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【イギリス発祥】実は怖いサッカーの起源

ラグビーやクリケット、テニスやゴルフなどさまざまなスポーツの発祥地・イギリス。サッカー(フットボール)が発祥したのもこのイギリス・イングランドという説が有力です。こちらでは、実はちょっと怖いサッカーの発祥について紹介します。

サッカーの発祥

サッカーの発祥や起源は明確には分かっておらず、さまざまな説が存在します。

とくに有名なのは「中世イングランド発祥説(イギリス)」「中国発祥説」の2つ。そのなかで最も有力なのが「中世イングランド発祥説(イギリス)」です。

サッカーの発祥説1.中世イングランド(イギリス)

多くの人、とくにサッカーファンが知っているのはこの中世イングランド説(イギリス)でしょう。8世紀頃、中世イングランドでは戦争に勝利したら敵軍の大将の首を落とし、それを蹴って遊ぶ…という怖い風習がありました。今では考えられないことですが、当時ではそれが勝利の証とされていたのです。

これが、敵軍の首ではなく通常のボールとなり、ボールを目的地まで遊んだら勝ちという遊びに変化していきました。ずいぶん現代のサッカーに近づいたようですが、当時は殺人以外ならなんでもOKという荒々しい競技だったらしく、ときには死者が出ることもあり、正式な禁止令が出されることもしばしばあったそうです。

やがてルールがきちんと決められるようになり、現代のサッカーへと近づいてきました。

サッカーの発祥説2.中国

続いて有名なのが中国を起源とする説です。2014年、国際サッカー連盟FIFAが「サッカーの起源は中国」と認めたことで話題になりました。ただ、懐疑的な声も出ており、イギリスでは「FIFAの一方的な主張」として認めていません。

中国発祥説では、紀元前300年以上前に、中国の「斉」という国で軍事訓練の1つとして行われていた「蹴鞠(しゅうきく)」をサッカーの起源としています。宮廷内でも行われていた蹴鞠は、仕事をサボって遊んでしまう人が出るほどの熱狂ぶりで禁止令が出たこともあったそうです。蹴鞠は中国の伝統文化になっており、一種の芸能となっています。また、漢王朝時代には鞠を使って「球門」というゴールに鞠をいれた回数を競い合う遊びも行われていたそうです。

そのほかにもイタリアを発祥とする説やキリスト教のお祭りを起源とする説などさまざまな説が唱えられているサッカー。諸外国が自国が発祥の地だと主張するのは、それだけサッカーが世界中で愛されており、人気の高いスポーツだということでしょう。

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