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【台湾発祥】猫カフェは日本ではなく台湾発祥!

世界でも、猫好きとして知られる日本人。2005年頃から猫カフェがブームになり、その店舗数は国内で300以上となっています。そんな大人気の猫カフェですが、実は猫カフェの発祥は日本ではなく台湾なのです。

猫カフェの発祥は台湾!

台湾で猫カフェが開店したのは1998年のこと。台湾の台北市にある「猫花園(当時は子猫花園)」が世界初の猫カフェとされており、ほかのコーヒーショップとの差別化を図るため、店主が5匹の子猫をお店に連れてきたのがはじまりでした。

2003年に台湾の観光メディアで猫花園が紹介されると、猫好きの日本人から大反響を呼びました。その人気ぶりは、一時期店内が日本人観光客だらけになるほど。ただ、現在の猫カフェとはちがって、あくまでメインは喫茶店だったそうです。

国内にも猫カフェが誕生し、一大ブームに

日本初の猫カフェ「猫の時間」は、2003年大阪で誕生しました。台湾の猫花園とは異なり、猫を眺めたり猫と遊んだり、猫とたわむれることが一番の目的で、料金は時間制が採用されました。よくある猫カフェのルールとほとんど同じ。今では一般的な猫カフェの形態ですが、当時は非常に画期的なものでした。ただ、ローカルメディアでは取り上げられたものの全国メディアでは紹介されず、全国的なブームとはなりませんでした。

猫カフェが全国的なブームになったのは、2005年に東京都町田にオープンした関東初の猫カフェ「ねこのみせ」がきっかけでしょう。台湾の猫花園を訪れた店主が、日本向けにメニューやコンセプトをアレンジして生まれた「ねこのみせ」はさまざまなメディアで取り上げられ、テレビでも紹介されました。

それから続々と猫カフェが増えていき、現在では全国で300以上もの店舗があります。猫とたわむれることを重視した日本式の猫カフェは、発祥の地・台湾にも逆輸入されたそうです。アメリカやフランスなど海外でも、猫好きが集まる猫カフェが増えてきています。

動物カフェの火付け役に!

猫カフェの大流行をきっかけに、さまざまな動物カフェが登場しました。うさぎカフェやハリネズミカフェはもう定番。フクロウカフェや爬虫類カフェ、小鳥カフェなどいろんな動物と触れ合うことができます。また、捨て猫の里親を探すための保護猫カフェも登場しました。

台湾で発祥し、日本で進化してきた猫カフェ。世界初の猫カフェ「猫花園」は、現在でも営業を行っています。もし台湾に訪れる機会があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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