お茶
海外発祥

【中国発祥】神様が発見したとされるお茶

お茶の発祥

お茶文化発祥は中国とされています。
紀元前2700年頃、古代中国に伝承される医薬と農業を司る神様である神農(しんのう)がお茶を発見したのが初めてとされています。
日本にお茶を伝えたのは遣唐使が往来していた奈良・平安時代といわれ、天台宗の開祖である最澄(さいちょう)がお茶を持ち帰り、比叡山のふもとに植えたそうです。
喫茶やお茶の栽培について815年に書かれたとされる日本後記の中に記述が残っています。
鎌倉時代辺りまでは貴族や上級階級の飲物でしたが、南北朝時代には庶民にも広がっていきました。

お茶の飲まれ方

現在ではお茶は世界のあらゆる地域で飲まれています。
紅茶文化のあるイギリス、世界トップのお茶産出国である中国やインド、消費量が多いトルコやイラン、クウェート、モロッコといったアラブ諸国など。
日本ではなじみの深い緑茶はマイナーで、主流は紅茶です。世界で生産される8割が紅茶といわれています。
砂糖やミルクをいれて飲むのが好まれ、日本のように何もいれずに飲むというのは世界でもあまり見られない飲み方だったりします。
インドをはじめとする南アジアでは、たっぷりのミルクで煮だし砂糖を加えた「チャイ」が一般的です。
これはイギリス植民地時代、良質な茶葉はイギリスへ送られた後に残った茶葉をおいしく飲むために編み出されたのだとか。
東南アジアでもお茶文化が存在し、コンデンスミルクを使った「ミルクティー」が飲まれています。
中東をはじめとするアラブ諸国では、紅茶、緑茶、ハーブティーなどさまざまなお茶が飲まれていますが、砂糖をたっぷりいれて一日に何度も飲む習慣が根付いています。

緑茶に砂糖

緑茶は健康にいいという理由で広まっていきましたが、他のお茶と違い健康食品として知られています。
日本では緑茶に何もいれずに飲むのが一般的です。しかし、海外では緑茶に砂糖をいれるのがポピュラーですが、なぜでしょうか?
それは、渋すぎるからといわれています。
外国人にとって緑茶は渋すぎるので、飲みやすくするために砂糖をいれるようになったそうです。
冷たい緑茶は渋みや苦みが強いため、これを和らげるために砂糖をいれますが、温かい緑茶は甘みがすることから砂糖はいれない人が多いのだとか。
実際に緑茶に砂糖はあうのかと思いますが、抹茶系の飲物には砂糖をいれて甘くしているものが多く見られます。
そのため、緑茶と砂糖は相性がいいのです。
静岡では緑茶に砂糖をいれる「ウス茶糖」がスーパーで購入できるくらい一般的な飲物だったりします。

おすすめ